能登半島地震の復旧へ「船上基地局」運用、ドコモとKDDIが共同で

NTTドコモとKDDIは2024年1月6日から、令和6年能登半島地震に伴い、船舶上に携帯電話基地局の設備を設置した「船上基地局」の運用を実施する。

海底ケーブル敷設船「きずな」

船上基地局を設置する海底ケーブル敷設船「きずな」

本運用は、NTTとKDDIが2020年に締結した社会課題の解決に取り組む社会貢献連携協定の一環として、災害時の物資運搬などによる相互協力を実施するものだ。

NTTドコモグループ NTTワールドエンジニアリングマリンが運用する海底ケーブル敷設船「きずな」にNTTドコモとKDDIの携帯電話基地局設備を設置。衛星アンテナで受信した電波を船上から発信することで、陸路が絶たれていることから復旧が困難な石川県輪島市の一部沿岸エリアの復旧を図る。

NTTドコモの船上基地局

NTTドコモの船上基地局

実施エリアは石川県輪島市町野町 沿岸付近。ドコモ、ドコモ回線利用MVNO、au、UQ mobile、povo、au回線利用MVNOの通信サービスが利用可能になる。

KDDIの船上基地局

KDDIの船上基地局

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