KDDIは2024年1月3日、衛星とスマートフォンの直接通信サービスを可能とするStarlinkの衛星6機がスペースXによって初めて打ち上げられ、軌道上に展開されたと発表した。

Falcon 9の打ち上げ

KDDIとスペースXは、Starlinkとau通信網を活用することで、auスマートフォンが衛星と直接つながり、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信ができるサービスを2024年内に提供開始する予定。

直接通信衛星の初積み込み

これまでどの国内通信事業者でも5GやLTEでは提供が困難だった山間部や島しょ部を含む日本全土にauのエリアを拡張し、「空が見えれば、どこでもつながる」体験を実現していくとしている。

直接通信対応の衛星は、既存のStarlinkと接続してネットワークを構築可能なほか、スマートフォンとのLTE通信を可能とするアンテナを搭載している。KDDIは今後、スペースXおよびT-Mobileなど同サービスを提供予定の通信事業者とともに、これらの衛星の技術検証を実施していくという。