シャープ、可搬型ローカル5Gシステムのプロトタイプを開発

シャープは2023年10月31日、ローカル5G環境を簡単に構築できる可搬型ローカル5Gシステム「Instant 5G Network」のプロトタイプを開発したと発表した。

「Instant 5G Network」イメージ

「Instant 5G Network」イメージ

本システムは、基地局やコア装置に加えて、バッテリーやアプリケーションサーバーなど、ローカル5G環境を立ち上げるのに必要な機器一式を、防水型のキャリーバッグに収納。山間部や河川部など、災害が発生した場所に持ち運び、簡単に高速・大容量の無線通信環境を構築できる。

持ち運ぶイメージ

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アプリケーションサーバーには、災害現場での利用を想定したプログラムを内蔵。ドローンなどと組み合わせて使用することで、ローカル5G環境でリアルタイムに伝送された災害現場一帯の高解像度映像の中から、人物や車両などをAIで瞬時に自動検出することができ、被災者・車両などの迅速な発見に貢献するという。

主な仕様

主な仕様

また、バッテリー駆動に加えてAC電源も使用できるので、長時間駆動にも対応可能。災害現場のみならず、イベント会場や工事現場での一時的なエリア構築など、様々な用途で活用することができる。

なお、本プロトタイプは、11月10日(金)から12日(日)まで東京ビッグサイト 東8ホール(東京都江東区有明3)で開催する技術展示イベント「SHARP Tech-Day」にて一般公開する。

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