アクセス権限を一元的に管理
同説明会にて、SailPointは2つの新たなソリューションを提供開始すると発表した。
1つ目は、ID管理プラットフォーム「SailPoint Atlas」だ。IDの脅威検知、サードパーティユーザーのID管理、クラウドインフラの権限管理など、企業ではそれぞれのID管理・セキュリティシステムがサイロ化しているケースも少なくない。
「SailPoint Atlas」の概要
「SailPoint Atlasがあれば、オンプレミスかクラウドか、特権アカウントか非特権アカウントか、従業員か非従業員かを問わず、IDを一元的に管理できる。サイロ化を解決するために必要なプラットフォームだ」と米SailPoint Technologies Inc. プロダクトマネジメント シニア・バイスプレジデント ベン・コーディ氏はアピールした。
2つ目は、企業が持つデータを管理・保護する「SailPoint Date Access Security」だ。企業のアプリケーションに加え、テキスト/画像/動画などの非構造化データや多種多様な形式の機密性の高いデータへのアクセスを一元的に可視化し、データ流出による企業の損害発生リスクを最小限に抑えることに貢献できるという。
「SailPoint Date Access Security」の概要
同社はAI/機械学習の活用にも力を入れる。「Activity Insight」は、企業全体におけるアプリケーションの使用パターンとアクティビティの傾向をAIが分析してくれる機能だ。「社員が権限を持たないアクセスを行使していないかどうか、管理者レベルで確認できる。このようなアクセス権限を社員から取り上げるといった、アクセスに関する意思決定もサポートする」とコーディ氏。「Access Intelligence Center」 と呼ばれる監査・経営幹部など、様々なユーザーに向けた解析レポートを作成する機能も備える。
「Activity Insights」と「Access Intelligence Center」の概要
コーディ氏は、「今後も“一元化”の力を発揮し、SailPoint AtlasやこのAtlas上に構築してきたソリューションへコミットしていく」と最後に締めくくった。