セブン銀行も採用 米SailPointのID管理ソリューションとは?

セブン銀行などが採用するIDaaSプロバイダーの米SailPoint。同社は2023年10月26日に記者説明会を開き、ID管理プラットフォーム「SailPoint Atlas」を含めた2つのソリューションを提供開始すると発表した。同プラットフォームは、IDを一元的に管理できる点が特徴だ。

「我々の日本のビジネス状況は絶好調だ」

2023年10月26日に開催された記者説明会で、SailPointテクノロジーズジャパン 社長兼本社バイスプレジデントの藤本寛氏はこう語った。

(左から)米SailPoint Technologies Inc. プロダクトマネジメント シニア・バイスプレジデント ベン・コーディ氏、SailPointテクノロジーズジャパン 社長兼本社バイスプレジデント 藤本寛氏

(左から)米SailPoint Technologies Inc. プロダクトマネジメント シニア・バイスプレジデント ベン・コーディ氏、SailPointテクノロジーズジャパン 社長兼本社バイスプレジデント 藤本寛氏

SailPointは、ID管理プラットフォームをSaaS形式で提供する「IDaaS(Identity as a Service)」プロバイダーである。

今年10月、セブン銀行はSailPointが提供するクラウド型ID管理ソリューション「SailPoint Identity Security Cloud」を導入。全従業員1700人の社内システムへのアクセス権限管理を一元化し、ID管理にかかる運用コストや工数の半減を目指す。

従来のID管理に加え、「誰が何に対してどのような権限を持つか」を可視化・管理するIGA(アイデンティティ・ガバナンス管理)機能が、導入の決め手になったという。

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