総務省は2023年10月3日、700MHz帯の新規割当に関する認定申請の受付結果を発表した。申請したのは楽天モバイルの1者のみで、楽天モバイルへのプラチナバンド割当が事実上決まった。
今回、総務省が割り当てるのは700MHz帯の3MHz幅×2で、LTE-Advancedを導入できる。700~900MHz帯は電波が届きやすく、携帯電話のエリア構築に適していることからプラチナバンドとも呼ばれている。
開設指針では、「いわゆるプラチナバンドの割当てを受けていないこと」も比較審査基準の1つとして設定され、全100点のうち24点が同項目に配点されていた。楽天モバイルに圧倒的な有利な開設指針となっており、他の携帯電話事業者が申請しても認定は難しい状況だった。
総務省は今後、申請の審査を行い、10月23日に電波監理審議会に開設計画の認定を諮問する予定だ。