NTTスマートとコネクトとAIMは2023年9月19日、遠隔聴診サービスにおける業務提携を9月29日に開始すると発表した。
AIMは心疾患診断アシスト機能付き遠隔医療対応聴診器「超聴診器」の研究開発や、遠隔医療サービスの社会実装に取り組むベンチャー企業。NTTスマートコネクトはオンライン診療向け音声・映像通信プラットフォーム「聴シンクロ」を提供している(参考記事:NTTスマートコネクト、オンライン診療向け聴診音のリモート伝達機能を提供|BUSINESS NETWORK)。
今回の業務提携により、「聴シンクロ」が持つ会話の映像音声伝送機能に加え、聴診音の伝送技術とAMIの「データ取得機器」の心音と心電データ可視化技術を組み合わせ、オンライン診療において高度な聴診を実現するとしている。これより、医師が不足している地域や災害医療、感染症対策におけるオンライン診療の充実に向けた仕組みづくりを促進することを目指す。
サービス提供イメージ。青枠がAMI、赤枠がNTTスマートコネクトの提供範囲。赤枠点線についてもNTTスマートコネクトが提供可能。
聴診した患者の心音や呼吸音および医師と患者双方の映像は、NTTスマートコネクトがクラウド基盤上に構築した聴シンクロのプラットフォームを用いて伝送される。データセンターは国内に所在し、セキュアな環境でオンライン診療における高度なリアルタイム聴診を実現するという。
なお、AMIのデータ取得機器は医療機器であり、機器本体とアプリ一式で提供される。また、提供にあたってはNTTスマートコネクトおよびAMIと個別に契約が必要となる。