ソフトバンクモバイル、「iPhone 4S」の価格を発表――16GBモデルは実質0円

ソフトバンクモバイルは2011年10月7日、「iPhone 4S」の料金プランを発表した。iPhone 4Sは同日16時より予約受付を開始、14日より全国のiPhone取扱店およびソフトバンクオンラインショップで発売する。

「iPhone 4S」の料金プランを発表したソフトバンクモバイルの孫正義社長

価格は、16GBモデルが0円、32GBモデルが月額480円(計1万1520円)、64GBモデルが月額880円(計2万1120円)。これは24回分割払いの新スーパーボーナスを選択して新規契約した場合の実質的な負担額となる(毎月の分割金と通信料から割り引く「月月割」の差額)。料金プラン「ホワイトプラン(i)」は980円、パケット定額サービス「パケット定額し放題フラット」は4410円といずれもiPhone 4と同じとなっている。

iPhone 4Sの発売に合わせて、新キャンペーン「アレ コレ ソレ キャンペーン」を14日から11月30日まで実施する。
iPhoneを購入すると、iPad 2を月額0円から利用できる「(iPad専用)ゼロから定額プラン」に加入でき、さらに契約事務手数料も無料になる。すでにiPhoneを持っている場合もキャンペーンの対象になる。

また、iPhone 3G/3GSの利用者がiPhone 4/4Sに機種変更すると、iPhone 3G/3GSで残っている分割支払金と同等の金額を毎月値引きする「実質無償機種変更キャンペーン」も開始する。

iPhone 4Sはauからも発売されることで、ソフトバンクの独占販売が崩れる。しかし、ソフトバンクが採用するW-CDMA/HSPA方式と、auが採用するCDMA/EV-DO Rev.A方式では、機能面でいくつかの違いがあるという。

まず、下りの通信速度はW-CDMA/HSPA方式が14.4Mbpsに対し、CDMA/EV-DO Rev.A方式は3.1Mbpsと約4.6倍の差がある。また、「ダウンロード中に着信しても通話しながらダウンロードを継続できる」「通話中に受信したメールも確認可能」「地図やWebなどを見ながら通話できる」などの点で、W-CDMA/HSPA方式はCDMA/EV-DO Rev.A方式より優れているとソフトバンクではアピールしている。

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