Windows Phoneはビジネス端末として何が魅力? ~ キーワードは「総合力」「セキュリティ」「アプリ開発」

ついに登場したWindows Phone。企業システムに強いマイクロソフトのスマートフォンだけに、業務活用の観点から注目している企業も多いだろう。iPhoneやAndroidと比べて、Windows Phoneはビジネス端末として、どのような特徴があるのか。「ビジネスを加速するWindows Phone & クラウド」と題した日本マイクロソフトの中島氏の講演概要をレポートする。

アプリ数はビリでも、開発し易さは一番!?

iPhoneやAndroidとの比較してWindows Phoneが見劣りする点としては、アプリの少なさがよく指摘される。現状、Windows Phoneマーケットプレイスで公開されているアプリの数はワールドワイドで約3万、日本で約1万。40万を超えるアプリがダウンロード可能なアップルのApp Storeと比較するとはるかに少ない。当然マイクロソフトはアプリ数の拡大に注力していく考えだが、開発のし易さではiPhoneやAndroidを大きく上回っているという。

マーケットプレイスの店長も兼務する中島氏はISVと話をする機会が多いそうだが、「皆さん異口同音に『Windows Phoneの開発は本当に楽』と言われる。その秘密は簡単で、開発ツールのVisual Studioが非常によくできているから」とアピールした。

ビジネス端末として見た場合のWindows Phoneの特徴
ビジネス端末として見た場合のWindows Phoneの特徴

日本マイクロソフトでは現在、内勤だけの一部社員を除く全員がWindows Phoneを活用しているとのこと。その感想だが、「マイクロソフトの社員を掴まえて聞いてもらえば、全員が『もう離せない』と言うと思う。Exchangeとの連携など、1週間使うと本当に離れられなくなる。『iPhoneをやめました』という社員がいっぱいいる」と中島氏は話した。

今から追いかける立場のWindows Phoneであるが、マイクロソフト製品を数多く活用している企業ならば、現時点でも「総合力」でiPhoneやAndroidを凌駕するケースが結構あるかもしれない。

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