TEDが“防爆仕様”のBluetoothゲートウェイ発売、通信距離は最大1km

東京エレクトロン デバイス(TED)は2023年8月29日、Cassia Networks社製のBluetoothゲートウェイシリーズに防爆仕様の「ATX2000」を新たなラインアップとして追加し、同日より販売を開始した(オープン価格)。

防爆仕様のBluetoothゲートウェイ「ATX2000」

防爆仕様のBluetoothゲートウェイ「ATX2000」

ATX2000は、産業用IoTの防爆エリア(着火源があると爆発の危険がある場所)に最適化された長距離Bluetooth通信対応のゲートウェイ。最大1kmまでBluetooth通信が可能で、最大40台のBluetoothデバイスの接続が可能だ。

防爆エリア(ゾーン2、22およびDivision2※)用に独自に設計された堅牢な筐体にTPMチップ、電源/Wi-Fi/アンテナ、大容量のRAMなどを搭載し、防爆エリアでの通信とエッジコンピューティングを実現する。さらに、インターネットアプリケーションを介して遠隔地からBluetoothセンサーデバイスにアクセスし制御することができ、防爆エリア内でも設備や環境モニタリング、作業者の見守りなどが可能になる。クラウドと組み合わせることで、AIの活用やコストを抑えた運用も可能だ。

※ゾーン2:第二種類危険箇所と呼ばれる場所。通常時、爆発性雰囲気を生成するおそれが少ない。または時間が短い箇所と定義されている
※ゾーン22:可燃性粉じん場所、爆発性粉じん場所など粉じん爆発が発生する可能性のある場所
※Division2:全米電気工事基準(NEC500)でゾーン 2に相当するとされる危険場所

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