ネットワーク監視ソフトウェアなどの販売およびサポートを行うプログレス・ソフトウェア・ジャパンは2023年8月10日、ネットワーク監視ツール導入に関する実態調査の結果を発表した。
対象は、勤務先でネットワーク監視ツール(ソフトウェア)を導入しており、その導入・運用に携わった経験のある中規模以上(従業員数500名以上)の企業に勤めるシステム担当者100名。
同社の調査によると、勤務先のネットワーク監視ツール導入時に重視したポイントを聞いたところ、1位は「コスト」、2位は「機能」、3位は「監視範囲」だった。
Q1.お勤め先のネットワーク監視ツールを選んだポイントを教えてください。(複数回答)
また、「勤務先のネットワーク監視ツールの『導入』において苦労を感じたことがあるか」との問いに対し、「かなりある」が32%、「ややある」が42%という回答となり、7割以上の担当者がネットワーク監視ツールの導入に頭を悩ませている現状が浮き彫りとなった。
Q4.あなたは、お勤め先のネットワーク監視ツールの「導入」において苦労を感じたことがありますか。
「インストールやセットアップが難しかった」、「スケジュール通りに導入が進まなかった」、「導入準備に手間がかかった」などの理由がボトルネックにある。
さらに、「勤務先のネットワーク監視ツールの『運用』において不安を感じたことがあるか」との質問に対しては、「かなりある」が30%、「ややある」が43%を占めた。約7割がツール運用に不安を抱えていることが明らかになった。
不安を感じる理由について尋ねたところ、「セキュリティリスクがある」が74.0%、「専門人材が不足している」が57.5%、「手間や時間が膨大にかかる」が49.3%という回答となった。