日本無線は2011年8月8日、モバイルWiMAX対応の組込用通信モジュール「CMN-9000」を発表した。8月にサンプル販売を始め、10月から量産を開始する。
CMN-9000はモバイルWiMAX規格(IEEE802.16e-2005)に準拠した産業機器向けWiMAX通信モジュールだ。特徴の1つは、WiMAXドライバを通信モジュールに搭載しており、組込製品(ホスト)側のドライバ開発が不要な点。また、UQコミュニケーションズの接続認証試験の工数も大幅に削減できるため、組込製品の開発期間の短縮と開発コストの低減が可能だという。使用温度範囲は-30~85℃。アクティベーションは無線経由で行うことができる。
サイズは30.0×27.0×4.75mm。(PCI Express Half Mini Card サイズ)。消費電流はハイバネートモード時1mA以下、アイドルモード時10mA、通信時平均600mA以下(@Vcc=3.3V)。送信出力は最大200mWとなっている。
WiMAX対応組込用通信モジュール「CMN-9000」 |