ソフトバンクテレコムは2011年7月29日から企業向けクラウドサービス「ホワイトクラウド VMware vCloud Datacenter Service」の提供を開始した。
これはソフトバンクテレコムがVMware vCloud Datacenter Services認定サービスプロバイダーとして提供するサービスで、ITリソースを従量課金で利用できる。なお、ソフトバンクテレコムは国内初、世界7社目のVMware vCloud Datacenter Services認定サービスプロバイダー(関連記事)。
サービスの特徴の1つは柔軟な料金体系だ。従量時間課金の「Basic vDC」とリソースプール課金の「Committed vDC」の2つを用意する。仮想サーバーを作成する都度、リソースを割り当てるBasic vDCは1時間単位での課金となっており、料金はCPUが1時間当たり5.775円/1vCPU、メモリが同6.3円/1GB、ストレージが同0.141円(1GB)。また、バックアップ付きのストレージの場合は同0.351円/1GBとなっている。
一方、Committed vDCは月額固定料金で、利用ボリュームが想定できるケースに向いているという。契約範囲内で自由に仮想サーバーを作成できる。月額料金は12万6000円(CPUが10GHz、メモリが20GB、ストレージが400GBの場合)~。
さらに仮想サーバーの作成や設定変更などが一元的に行える専用管理サイト「セルフサービスポータル」の提供、OVFという標準化されたファイル形式によって自社内のオンプレミス環境をスムーズにクラウドへ移行できる点なども特徴だという。オプションで「ロードバランサ」「Windowsライセンス」「アドバンスドモニタリング」機能も提供する。
サービス利用イメージ |