ICT総研は2011年8月2日、タブレット端末市場予測を発表した。これによると、2011年の上期におけるiPadシリーズの国内出荷台数は70万台で、アップルの市場シェアは85%だった。アップル以外のタブレット端末は12万台(シェア14.6%)となっている。
2011年通期での国内タブレット端末市場の出荷台数は188万台となる見込みで、アップル以外のメーカーのシェアは30万台(シェア16.0%)と予想している。
徐々にAndroidなどのシェアは拡大しているものの、ICT総研では今後もiPadシリーズの優位が揺らぐことはなく、2015年頃までは半数程度のシェアを占めると予測。2015年に国内タブレット端末市場は557万台規模に成長する見通しだが、iPadシリーズはその過半数の302万台を販売できる潜在ニーズがあるという。
また、世界市場におけるタブレット端末出荷台数は2010年に1720万台、そのうちアップルは1490万台でシェアは86.6%だった。2011年にはサムスン電子のGalaxy Tab、LGエレクトロニクスのOptimus Pad、モトローラのXoomなどiPad対抗製品が1490万台と急伸長するが、iPadシリーズはそれを上回る成長を遂げ3850万台になると予測している。