安藤ハザマは2023年6月22日、約750台の社用車を利用する全国約230拠点に、NTTコミュニケーションズNTT Com）の車両管理サービス「LINKEETH（リンキース）」（注1）を導入し、車両管理のDX推進と交通事故ゼロにむけた安全運転指導の高度化の取り組みを7月から開始すると発表した。

LINKEETH全体概要

AI搭載通信型ドライブレコーダーとアルコールチェックのデータをクラウドで一元管理し、全社用車の運行・利用情報を共有。これまでは紙で行われていた運転日報の作成も自動化することで、ドライバーが個々に手書きで作成していた「運転記録簿」や「アルコールチェック記録簿」の記載業務が無くなり、業務終了後に記載業務のための帰社が不要になる。

また、AI搭載通信型ドライブレコーダーを活用することで、危険予測だけでなく、ドライバーごとの安全運転レベルを点数化できる。急ブレーキ・急ハンドルを行った場所・時間・映像をドライバーと管理者が相互に確認、共有することで、ドライバーの運転状況や技量に応じた効果的な交通安全教育を行うことが可能になるという。

安全運転診断機能の概要（左）とAIによる危険予測のイメージ（右）

安藤ハザマは、LINKEETHを活用することで車両管理業務の効率化を進めていくとともに、効果的な安全教育などを開催し安全運転に対する意識をさらに向上させることで、交通事故ゼロを進めていくとしている。