総務省は2023年6月21日、昨年11月から検討を行ってきた狭帯域LTE-Advancedの700MHz帯への割当に関する開設指針案を公表した。
今回割り当てるのは、700MHz幅の3MHz幅×2。帯域幅は狭いながらも、広いエリアカバーが可能ないわゆる「プラチナバンド」の新規割当であることから、検討開始当初から大きな注目を集めてきた。
今回割当予定の700MHz帯の3MHz幅
開設指針案では、比較審査基準の審査項目の1つとして、「いわゆるプラチナバンドの割当てを受けていないこと」も設定。比較審査基準の全100点のうち、24点が同項目に配点されており、プラチナバンドの割当を受けていない楽天モバイルが手を挙げれば、ほぼ確実にこの700MHz帯を手中にすることになりそうだ。
総務省は7月21日までパブリックコメントを行い、その結果を踏まえ、今年秋ごろの割当を目指して速やかに手続きを進めていく。