日本最大級の無線通信イベント「ワイヤレスジャパン」と「ワイヤレス・テクノロジー・パーク」が東京ビッグサイトで開催中だ。開催2日目の5/25(木)の見どころ・聴きどころを紹介しよう。
基調講演。日本のモバイル/ワイヤレス業界を牽引する豪華メンバーが次々登壇する。
最初に登壇するのは、NEC Corporate EVP 兼 テレコムサービスビジネスユニット長の木内道男氏だ。激変する社会情勢を背景に、NECが考え、目指すBeyond 5G/6G時代の未来社会像と産業の変化について、「Improving Society with Innovation!~Beyond 5G/6G時代に向けて~」と題して講演する。
続いて登壇するのは、日本を代表する無線通信研究者である京都大学 教授の原田博司氏である。「Beyond 5G/6G時代のプラットフォーム」と題して、Beyond 5G/6G時代におけるプラットフォームに関して現在までの研究成果、各種動向を踏まえ展望を行う。
電波政策をはじめ、日本の未来を左右する数々の重要テーマについての政府での議論にも多数参加している東京大学 教授の柳川範之氏も登場する。「5G/Beyond 5Gは、単なる新しい情報技術ではなく、社会構造や経済構造が大きく変革していく原動力になる得る」とする柳川教授は、どんな未来社会を展望しているのか。「5G/Beyond 5G時代の社会経済システム」として題して登壇する。
これからの社会経済システムを支えるキーの1つ、デジタルツインをテーマにした基調講演もある。MathWorks Japan シニアアプリケーションエンジニアの田中明美氏による「デジタルツインを活用した無線通信の最新動向」だ。
モバイルキャリアのキーパーソンも続々登壇する。
ソフトバンク 常務執行役員 兼 CNOの関和智弘氏は「5Gの進化が導く近未来社会のデジタル化」、NTTドコモ 常務執行役員(CTO) R&Dイノベーション本部長の谷直樹氏は「Wellbeingな社会の実現に向けたドコモR&Dの挑戦」、楽天モバイル 執行役員 副CTO 兼 モバイルネットワーク本部長の竹下紘氏は「楽天モバイルの5G/B5G戦略と、海外への通信プラットフォーム展開について」と題して講演する。
また、特別講演会場では、「Flexible Society Project: 製造・物流・医療・インフラのDXを支える無線活用の最新動向」と「NICTにおけるワイヤレス研究の最新動向」が行われる。
展示ブースについてはBUSINESS NETWORKで速報中だが、まだまだ紹介しきれていない注目ブースが目白押しだ。ぜひ会場で実際に体験してほしい。