※ホップ可能数は回線スピード、接続端末数、トラフィック量によります
「当社のWi-Fiアクセスポイントで9割以上のLANケーブルを削減した複数の実例がある。他社だと3分の1から半分程度が限度だろう」とPicoCELA 代表取締役 CEOの古川浩氏は「PCWLシリーズ」の強みを誇る。この製品は有線LANを無線化し、大幅なコスト削減を実現する。これを支えているのが、全世界で40件以上の特許を持つ同社独自の動的ツリー経路制御方式と、それをベースにした無線メッシュ技術だ。
PicoCELA 代表取締役 CEO CTO 古川浩氏
Wi-Fiの電波は「人が歩くだけでも数デシベル変動する」(古川氏)ほど変化しやすい。この電波を安定して運用することがメッシュ環境の実現に不可欠だ。PicoCELAのマルチホップ中継技術であるPicoCELA Backhaul Engine(PBE)は、無類の安定性を特長とする。
同社製品は、大規模でミッションクリティカルな業務運用を含む、1000か所以上の導入実績を誇る。代表的なユースケースが福岡市中心部の天神地下街だ。全長1.2kmにおよぶ地下空間を、アクセスポイント「PCWL-0400」27台とわずか4本のLANケーブルでWi-Fi化。ケーブルを85%削減し、敷設作業を含めたケーブルの費用を圧縮し他社と比較した導入コストを7分の1に抑えた。2011年の供用開始以来、年間利用者が180万人に上るフリーWi-Fiを運用し続けている実績が、PicoCELAの高い技術力を物語る。