Zoom会議の“なりすまし”防止へ、Oktaが本人確認機能を提供

ID管理サービスを提供するOktaは2023年3月28日、Zoom会議参加者の本人確認を行うことができる「Okta Authentication for End-to-End Encryption」を発表した。Zoom有料会員向けの機能で、なりすましによる不正な会議参加を防止できる。OktaとZoomの有料ユーザーは追加料金なしで利用できる。

従業員間または顧客との間でビデオ会議を行う頻度が増加し、機密性の高い情報をやり取りする場面も増えるなか、Zoom会議の主催者は、会議参加者がなりすましではなく、確実に許可された本人が参加していることを確認したいというニーズが高まっている。

今回発表した「Okta Authentication for End-to-End Encryption」は、エンドツーエンド暗号化(E2EE)機能を使ったZoom会議において、Oktaを活用して会議参加者のアイデンティティを電子メールで認証する機能だ。

Zoomのアカウント管理者はZoom Web PortalのSecurityタブで本機能を有効化できる。会議参加者は個々の設定で機能をオンにすることで、自分のアイデンティティ情報の共有を有効にすることが可能だ。

会議参加者が所属する組織ごとに設定が可能で、自動的に認証されるか、あるいはOktaのWebページにリダイレクトされ、2要素認証のためのログイン認証情報を使って認証を完了する。

認証済みの参加者は、リストの名前の横に青い盾のアイコンが表示され、カーソルを当てると認証情報等が表示される

認証済みの参加者は、リストの名前の横に青い盾のアイコンが表示され、カーソルを当てると認証情報等が表示される

認証された会議参加者は、画面に表示される参加者リストの名前の横にロック付きの青い盾が表示される。他の参加者がこのアイコンにカーソルを合わせると、その人の会社ドメインやOktaで認証されたメールアドレス等の認証情報を表示するカードが表示される。

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