台湾Synology(シノロジー)は2023年3月23日、の2機種を発表した。ボックス型の「BC500」は同日、ドーム型の「TC500」は4月より発売となる。
両機種とも法人でのセキュリティ用途を想定したカメラ。30FPS、5メガピクセル(2880×1620)の解像度、水平視野角110°で広範囲をカバーし、詳細で滑らかな映像を提供するという。いずれもIP67の防塵・防水性能、最大30mの暗視範囲、多重露光HDR機能により、屋内外で利用できるとしているが、特にボックス型のBC500は屋外、ドーム型のTC500は屋内の使用に適しているという。
カメラにはAIが搭載されており、人物・車両の検知、侵入検知、インスタント検索などをサポートする。ユーザーはタイムリーで正確な警報により、素早いインシデント対応が可能だとしている。また、同社が提供するNVR(ネットワークビデオレコーダー)システムであるSurveillance Station向けに設計され、同社のNASが設置された環境でカメラとネットワークの設定を直接管理できる。Surveillance Stationのデバイスライセンス購入やアクティベーションは不要で、設定や移行が容易に行え、導入コストを削減できるという。
さらに、フェイルオーバーエッジストレージを備え、ネットワークに接続障害が発生した場合でも、録画を継続することができることも特徴という。セキュリティ面では、スケジュール設定によるファームウェアアップデート、HTTPSとSRTPによる動画とデータストリームの暗号化に対応。米国のNDAAおよびTAAに準拠しており、米国連邦政府調達の基準とセキュリティ要件に適合している。
国内代理店のアスクによると、いずれも予想市場価格は3万3800円前後(税込)という。