富士通ビー・エス・シーは2011年5月9日、盗難・紛失に遭ったノートPC内のデータをリモート消去できる「ノートPC向け遠隔データ消去機能」を発表した。この4月から提供しているスマートフォン向けセキュリティ管理サービス「FENCE-Mobile RemoteManager」の新機能として提供する。
同機能は、2つのデータ消去方法を用意している。1つは、管理サーバーからの「データ消去」指示によるもの。FENCE-Mobile RemoteManagerの管理対象となったノートPCは、定期的に管理サーバーに自動アクセスするようになり、「データ消去」の指示があった場合にデータ消去が実行される。
もう1つは、一定期間、管理サーバーと通信できない状態にあった場合の自動消去だ。インターネットに接続されない環境においても、自動的にデータを消去することができる。
また、同社の暗号化ソフト「FENCE-Pro」と連携し、データを消去するのではなく暗号鍵を削除することで、データの読み取りを不可能にすることもできる。この場合、ノートPCが手元に戻ってくれば、データを復元できる。
月額費用は1台当たり月額315円~。富士通ビー・エス・シーでは7月4日から、まずは無償トライアルとしてサービスの提供を始める。
「ノートPC向け遠隔データ消去機能」の運用イメージ |