KDDIは2023年1月20日、昨年の11月29日にサムスン電子と協力し、5Gのスタンドアローン(SA)構成において、SLA (Service Level Agreement)保証型のネットワークスライシングの商用基地局でのフィールド実証に成功したと発表した。
実証ではO-RAN ALLIANCEで規定するRIC (RAN Intelligent Controller) からの指示にもとづいて、通信環境の変化に応じて必要なリソースをリアルタイムに提供し、SLAに準じた通信要求に応じる仕組みを開発した。(参考記事:O-RANの“本命”RICとは何か オープン化だけじゃないもう1つの挑戦)
実証のイメージ
RICを活用したSLA保証型ネットワークスライシング実証の商用基地局での成功は世界初だという。
KDDIは2024年度のネットワークスライシングの本格提供に向け、研究開発を進めていくとしている。