トレンドマイクロは2022年11月28日、アクセス制御ソリューションの「Trend Micro Zero Trust Secure Access(ゼロトラストセキュアアクセス)」を発表した。
2022年12月16日より受注を開始し、同20日より出荷する。参考標準価格は年額で9300円(税抜)。
近年、アクセス元とアクセス先の多様化しリモートアクセスソリューションの重要性が高まっている中で、リモートアクセスVPNの認証情報が窃取される事件が後を絶たない。
このような状況では、正規の認証情報を持つユーザやデバイスから一律に資産に対するアクセスを許可するのではなく、ユーザやデバイスの状況に応じて動的にアクセスを制御する必要する必要がある。(参考記事:「侵入経路の8割がリモート接続環境」BlackBerryがZTNAのアップデートで対抗)
Trend Micro Zero Trust Secure Accessは、正規の認証情報をもつユーザやデバイスであったとしても、リスクが高いと判断した場合は、社内外の機微な情報やクラウドサービスなどの資産へのアクセスを制御する。
具体的には、マルウェアを検出している、侵害の兆候があるといった脅威の状況に加えて、普段とは異なる場所から/時間にアクセスを試みる、本来適用すべき修正プログラムを適用していない、一定時間内に特定のサーバへ複数回のアクセスを試行しているなど、不正とは判断しきれない複数の不審な振る舞いをもとにユーザやデバイスの信頼性を判定し、資産へのアクセスを制御する。
トレンドマイクロのセキュリティプラットフォーム「Trend Micro Vision One」の一機能として提供される。