デル・テクノロジーズと富士通は2022年9月30日、通信事業者向けオープン無線アクセスネットワーク(Open Radio Access Network、以下 オープン RAN)の提供に関するエコシステム・パートナーシップ契約を締結したと発表した。
5Gの利用が進む中、よりスケーラブルで柔軟に無線アクセスネットワークを構築可能なオープンRANの技術に注目が集まっている。今回のパートナーシップでは、両社の専門領域を活かし、通信事業者向けオープンRANのリファレンス・アーキテクチャ、インテグレーション、ライフサイクルマネジメントのソフトウェア、およびソリューション・メンテナンスにおいてエコシステムを構築するとしている。
例えば、リファレンス・アーキテクチャにおいては富士通の無線装置(RU)やソフトウェアと、デルはそれらと接続を検証済みのアクセラレタカードなどを提供する。また、両社のラボを接続し、通信事業者、エコシステムパートナー各社、そしてオープンRAN市場への新規参入各社に対し幅広いオープンRANのテスト環境を提供するとしている。