NTTコムが白ナンバー向けアルコールチェックサービス 800万人が新たに義務化対象

NTTコミュニケーションズは2022年9月20日、車両業務の総合支援サービス「docoですcar」において、「白ナンバー事業者向けアルコールチェックサービス」の提供を開始した。

これは、白ナンバー事業者に特化したクラウド型アルコールチェックサービス。ドライバーは、携帯型のアルコール検知器を通して、いつでもどこでも測定できる。アルコール検知器とスマートフォンを連携させることで、確認結果は1年間クラウド上に自動保存される。

今年4月、改正道路交通法の施行により、アルコールチェック義務化の対象が白ナンバー事業者に拡大し、新たに約800万人が義務化対象となったが、同サービスでの確認結果は法律で義務付けられた要件を満たす。安全運転管理者は、管理画面上でアルコールチェック結果を一元管理することが可能だ。

白ナンバー事業者向けアルコールチェックサービス

白ナンバー事業者向けアルコールチェックサービスの概要

課金体系はスマホアプリ単位の月額課金で、1ID当たり月額660円(税込)。共用のスマートフォンを利用することでコストを抑えられる。

アルコール検知器には、アルコール検知器協議会(J-BAC)認定の電気化学式検知器を採用しており、誤作動を極小化し、正確な酒気帯び確認が可能だという。アルコール検知時は、安全運転管理者にリアルタイムでアラート通知される。また今後、ドライブレコーダーの走行履歴や運転診断データとの連携も予定している。

なお、NTTコムは、緑ナンバー(貨物・旅客事業者)向けには2015年からアルコールチェックサービスを提供している。

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