NTTドコモは2011年2月14日、モバイルワーカー向けのクラウド型仮想デスクトップサービス「モバイルセキュアデスクトップ」を2月17日から提供開始すると発表した。インターネット経由で、ドコモのデータセンターに構築された仮想デスクトップ環境を利用できる。
ドコモがモバイルセキュアデスクトップの特徴としてまず挙げるのは、セキュリティ面だ。万一、クライアント端末を盗難・紛失した場合でも、クライアント端末からデータセンターへの接続を遠隔からロックすることができる。仮想デスクトップ環境で扱うデータはもちろんデータセンターに保存され、クライアント端末には保存されない。
また、モバイル環境での利用を考慮し、ネットワークが狭帯域の場合でも、快適に動作するようになっているという。さらに、ログイン時にアカウントとパスワードを入力するだけで、自動的にVPNへの接続が行えるとのこと。提供される仮想デスクトップ環境は、Windows OSやMicrosoft Officeなどを標準搭載している。
モバイルセキュアデスクトップの利用イメージ |
モバイルセキュアデスクトップの月額費用は、1年以上の継続利用が条件となる「ビジネスプラン バリュー」の場合で1アカウント当たり7875円。このほか、1アカウント当たり6300円の事務手数料が初期費用としてかかる。導入は1アカウントから可能だ。
なお、ドコモは5月31日までのキャンペーンとして事務手数料を無料とする。