国内キャリア市場で海外ベンダーが有力プレイヤーになるのは「時間の問題」――IDC Japanが国内通信事業者CAPEX市場について調査

IDC Japanは2009年11月17日、国内通信事業者のCAPEX(設備投資)市場の調査結果を発表した。これによると2008年の市場規模は前年比2.3%増の1兆8621億3400万円に達した。

このうちプロフェッショナルサービスとコンポーネント(部品など)を除いたネットワーク機器のみのCAPEX市場規模は1兆1575億300万円と前年比8.2%増加した。

しかし、ネットワーク機器CAPEX市場は09年以降は縮小に転じ、2008~2013年のCAGR(年間平均成長率)はマイナス4.9%、2013年には9022億5700万円になる見込みだ。

IDC Japanでは「国産ネットワーク機器ベンダーは、差別化を提供しうる海外技術ベンダーと戦略的協業関係を締結するべきである。ファーウェイやZTEなどの海外ベンダーは日本市場で徐々に基盤を広げており、国内においても有力プレイヤーとなるのは時間の問題である」としている。

月刊テレコミュニケーション2010年1月号から転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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