ソフトバンク、宇宙空間や成層圏から通信ネットワークを提供するNTNソリューションを推進

ソフトバンクは2021年6月9日、米Skylo Technologies(スカイロテクノロジーズ)と衛星通信サービスの日本での展開に向けた協業に合意したと発表した。

ソフトバンクは、Skyloが提供するIoT向け衛星ナローバンド通信サービスやOneWebが提供する低軌道衛星通信サービス、ソフトバンクの子会社HAPSモバイルが提供する成層圏通信プラットフォームを活用し、宇宙空間や成層圏から通信ネットワークを提供する非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Network、以下NTN)ソリューションの日本およびグローバルでの展開を推進する。

ソフトバンクのNTNソリューションイメージ

SkyloのIoT向け衛星ナローバンド通信サービスは、漁業や鉱業、海運業などIoTの需要がある産業に対し、従来の静止衛星より低価格な接続を提供している。OneWebの低軌道衛星通信サービスは、政府機関や企業、エンドユーザーに対し、従来の静止衛星より高速かつ低遅延な通信サービスをグローバルで提供する。HAPSモバイルの成層圏通信プラットフォームは、成層圏からLTEや5Gなどの通信サービスを提供することで、インターネット環境が整っていない地域でもスマートフォンなどのモバイル端末を利用することが可能になる。

ソフトバンクでは、様々な顧客のニーズに合わせてNTNソリューションを提案する。世界中にインターネットを届けることで、通信環境が整っていないアナログな産業を一気にデジタル化して変革する社会を実現するため、シームレスにつながる先進的な通信サービスやDXソリューションの提供を目指したいとしている。

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