ワイヤレスジャパン/WTP2021キャリア/ローカル5Gルーターや、アンライセンスで最大10Gbpsの無線を展示するハイテクインター

「ワイヤレスジャパン/WTP2021」のハイテクインターブースではローカル5G/キャリア5G双方に対応したルーターや、60GHz帯域を用いたアンライセンスバンドの無線LANシステムが展示されている。

キャリアが提供する5Gや、自営網で扱うローカル5Gが話題になり、その周辺機器も市場に増えてきている。しかし、意外と見つからないのが「両方」に対応するネットワーク機器だ。そうしたなかで、ハイテクインターでは両者に対応した産業用ルーターの「HW5G-3200-V2」を提供する。
ハイテクインター ワイヤレスジャパン
HW5G-3200-V2の外観
こちらはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアに加えて、ローカル5Gに割り当てられている4.6GHz~4.9GHzのSub6周波数帯域もサポートするルーターである。PCや4k/8Kカメラなどのエンドユーザー端末とは有線で接続し、キャリア5G/ローカル5Gの基地局設備を介して遠隔地まで伝送することができる。

説明員によると「SIMを差し替えることで両者を切り替えることが可能だ。-30℃から60℃までの動作温度を保証している点も特徴で、広い屋外での設置が可能なこともあり、建機の遠隔操作の実証実験で採用実績がある」とのこと。


HW5G-3200-V2の構成イメージ
アンライセンスバンドを用いて比較的安価に高速大容量通信を利用できる「cnWave Vシリーズ」も展示している。こちらは60GHz帯を用いて、最大10Gbpsで無線通信が可能なソリューション。60GHz帯はアンライセンスバンドではあるが、実際には利用している機器が比較的少ないため干渉も少なく安定しているという。

用途としてはアクセスポイント(AP)間などのバックホール回線などが挙げられる。「たとえばビル間で100-200mの距離を無線で結びたいという需要は意外と多く、そうした要求に応えられる。高速大容量を謳いながら実際にはギガビットクラスの速度が出ないソリューションも多いが、こちらは実測値でギガビットクラスを出せる点が強み」とのこと。

ハイテクインター ワイヤレスジャパン
cnWave Vシリーズの展示内容
ブースではその他にもプライベートLTE用のソリューションも展示している。

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