IIJがWAN機器の遠隔管理サービスを開始、他社製UTM・Wi-Fiにも順次対応

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2021年1月26日、企業のWANで運用されているネットワーク機器や仮想アプライアンス製品を、遠隔で一元的に制御・管理できるネットワークマネージメントサービス「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」を提供開始した。

本サービスは、機器の自動接続・集中管理の仕組みをOEM提供する同社の「SACM」のサービス基盤を刷新し、多様なアプライアンス製品に対応できるプラットフォームとして新たに開発したもの。機器の設定、監視、管理はすべてクラウド側から集中管理できるため、ユーザー企業はエンジニアによる現地でのネットワーク機器の設置・疎通確認や保守交換作業が不要となり、導入の効率化、人的コストの削減が図れる。今後、UTM、無線LAN機器等を含む他社ネットワーク機器についても順次対応していく予定だ。


サービスの利用イメージ

IIJは、これまでに拠点ルーター機器の一元管理を可能にするサービスとして「IIJ SMF sxサービス」を提供してきた。同サービスでは、自社開発のルータ「SEIL(ザイル)シリーズ」に対応していたが、今回新たに提供を始めたIIJ マルチプロダクトコントローラサービスでは、SEILシリーズに加えてSACM専用サービスアダプタとして提供している「SAシリーズ」にも対応。さらに、他社製のルーター、UTM、無線LAN機器などに対応することで、様々なネットワーク機器を一元的に管理することが可能になるとしている。

サービス利用料(サービスアダプタ1台を利用した場合)は、初期費用が3000円、月額費用が3000円。サービスアダプタのレンタル料は1台あたり、初期費用が5000円、月額費用は6800円からとなっている(価格はすべて税抜)。

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