ソフトバンクとトヨタ自動車等の共同出資会社であるMONET Technologies（モネ・テクノロジーズ）は2020年9月28日、MaaS（Mobility as a Service）のシステム開発に活用できる天気・観光・地図情報などのさまざまなデータやオンデマンドバスのシステム、決済システムなどのAPIを提供する「MONETマーケットプレイス」を正式にオープンした。
同社は、「MONETコンソーシアム」に加盟するシステム開発などを行う企業を対象に、同年4月からMONETマーケットプレイスを試験的に利用していた。今回の正式オープンにより、一般の企業がMONETマーケットプレイスを利用できるようにするほか、MONETマーケットプレイスにAPIを提供する企業を募集する。
「MONETマーケットプレイス」のイメージ図
9月28日から提供するAPIは、MONETが提供する決済（クレジットカードとPayPayでの決済が可能）やチケット（乗車券や、入場券として利用できるQRコードを発行）、ウェザーニューズが提供する天気予報API（1kmメッシュの天気予報を1時間毎に取得、および指定場所の最寄りの観測データを2008年までさかのぼって取得）など6種。今後、オンデマンドバス運行用のAPIなどを拡充する。
