オンライン接客サービス「接客オンデマンド」を提供するビーモーションは2020年9月1日、ビックカメラの公式通販サイト「ビックカメラ・ドットコム」が同サービスを試験導入すると発表した。同日より、ダイソン製スティッククリーナーを対象に運用を開始し、商品説明や実演をオンラインで提供する。

商品説明と実演のイメージ

接客オンデマンドは、ビデオ通話やテキストチャット、ファイル送信、通話転送、画面共有等の機能を備えるツールで、店舗に専用モニター端末を設置して利用するほか、ECサイトやオンラインショップでの利用も可能だ。後者の場合、利用者はPCやスマートフォンで対象の商品ページから専用リンクでアクセスすると、商品に詳しい専属オペレーターが画面上に現れてオンライン上での接客が開始される。

専用アプリや予約などは不要で、対応するブラウザのみで利用が可能。利用者の知りたいことに対して機能の解説や様々な実演を用いて分かりやすく説明することで、 購入までのサポートを行う。店舗での対面接客をリアルに再現することに主眼を置くことで、コールセンターとの差別化を狙うという。

オンライン接客の専用バナー

なお、家電量販店のビックカメラやコジマなどの複数店舗では7月より、ダイソン製品やオーディオ大手ボーズ社のスピーカーやヘッドフォン製品における、タブレット端末を設置したオンライン接客を行っている。ビーモーションは、今回のECサイトでの導入によりオンラインとオフライン（店舗）の垣根を超えた新しい接客支援スタイルを拡大していくとしている。