NEC、標的型攻撃に有効なインターネット分離ソリューション

NECは2020年5月26日、インターネット分離ソリューション「Application Platform for SCVX」を、統合型ソリューション「NEC Solution Platforms」のラインアップに追加し、同日から販売開始すると発表した。

同ソリューションには、機密情報の漏洩を防ぐ対策として推奨されているジェイズ・コミュニケーションのインターネット分離ソリューション「SCVX」を利用する。

インターネット分離とは、ファイアウォールの外にリモートデスクトップサーバを設置し、端末からインターネット上のwebサイト閲覧時に同サーバ上のブラウザを経由して行うことで、外部への直接的なアクセスを遮断する方法。これによりwebサイト閲覧時などに標的型攻撃を受けてマルウェアに感染しても、データはサーバ内に存在しないためファイルの流出を防ぐことができる。

Application Platform for SCVXは、標的型攻撃対策として有効なインターネット分離を、LinuxベースのDockerコンテナ技術を用いた仮想ブラウザ方式で行う。端末にはブラウザ画面を転送、表示しインターネットへの直接アクセスを遮断することで、マルウェア侵入リスクを限りなくゼロにして高いセキュリティを実現する。

NECはSCVXを事前の評価・検証に基づき最適に設計・サイジングしてサーバに構築し、統合型ソリューション「NEC Solution Platforms」として提供することで、品質の確保と導入期間の短縮を実現。また、ライセンス体系を同時接続数とすることで、低コストでの導入・運用を可能にしたという。

さらに、インターネットからダウンロードしたファイルの無害化とサンドボックスチェック機能をオプションで提供する。従来は、複数システムを組み合わせて実現していたこれらの機能を単一のソリューションで実現し、インターネット分離環境での安全なファイル受け渡しをワンクリックで実現できる。

参考価格は約650万円(標準価格)。100同時接続構成で、各種オプションおよび保守費用は除く。

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