A10ネットワークスは2020年4月20日、DDoS対策専用アプライアンス「A10 Thunder TPS」 の仮想アプライアンス「A10 vThunder TPS」を、2020年6月までに日本市場にて提供開始すると発表した。1台当たり100Gbpsのスループットを搭載。8台までクラスタ構成が可能で最大800 Gbpsまで処理能力を拡張できる。
エネルギーや農業、運輸、医療、製造業を支援するIoTサービスが展開される中で、DDoS攻撃はますます深刻な脅威になると予想される。
一方で、5Gに取り組むモバイル事業者やクラウドサービス事業者のインフラは、専用アプライアンスを中心とした環境から
仮想環境への移行が進んでいる。
A10 vThunder TPSは
KVMやVMware ESXi、Microsoft Hyper-Vなどの主要プライベートクラウドプラットフォームに対応し、柔軟なDDoS防御基盤の構築や運用が可能だとしている。また、
A10 vThunder TPSは攻撃の規模に応じて段階的に拡張可能なため、DDoS防御リソースへの投資を抑えられるという。