NEC、AWS上で運用できるスタンドアロン型5Gコアを提供開始

NECは2020年3月19日、アマゾン ウェブ サービス(AWS)上で運用可能なクラウド向けスタンドアロン型5Gモバイルコア(SA型5GC)ソリューションの提供を開始すると発表した。5Gモバイルネットワークの導入における、ネットワーク構築コストや拡張性、構築スピードの課題を解決できるという。

同社によれば、本ソリューションではユーザーデータを処理するU-Plane(UP)を最適な構築パターンで提供可能できることから、以下の活用ユースケース例を想定している。

(1) 通信事業者が海外でローミングサービスを行う場合、コスト効率よく迅速に別サイト/拠点における5Gモバイルサービスを提供することが可能


通信事業者におけるユースケース

(2) BWA(Broadband Wireless Access)/FWA(Fixed Wireless Access)事業者は、既設インフラと接続するためにUPをオンプレミスに構築することで、大容量データを効率よく伝送することが可能


BWA/FWA事業者におけるユースケース

(3) 法人企業は、既設業務ネットワークとシームレスに接続することで、5Gモバイルネットワークを活用したビジネス展開が可能


法人企業におけるユースケース

NECは2019年6月にAWS上で運用可能なノンスタンドアロン(NSA)型モバイルコアソリューションも発表しており、両ソリューションを法人向けモバイルネットワークサービスとして提供する。

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