NTTコムが「COTOHA Meeting Assist」を提供開始――議事メモ作成をAIがサポート

NTTコミュニケーションズ(以下、NTTコム)は2019年3月29日、自然言語解析技術を活用したAIサービス「COTOHA」シリーズにおいて、「COTOHA Meeting Assist」を4月1日より提供開始すると発表した。

COTOHA Meeting Assistの利用イメージ

COTOHA Meeting Assistは、AIが自動で文字起こしや翻訳を行うことで、議事メモの作成をサポートするサービス。会議や打ち合わせの際の音声がリアルタイムでテキスト化され、ミーティング画面に表示される。その場にいないメンバーも、テキストチャットでミーティングに参加することが可能。日本語から外国語、外国語から日本語への即時の翻訳にも対応しているため、海外企業や海外拠点とのやり取りにも活用できる。

ミーティング画面では音声がリアルタイムにテキスト化される

議事メモ管理画面では、発言の一覧表示や編集、音声ファイルの再生のほか、会話内容から自動的に抽出したタスクや重要な発言を簡単な操作で議事録に転記することが可能。例えば、「明日までに見積書を作る」といったToDoや決定事項の抜け漏れを防ぎやすく、業務の進捗管理にも役立つ。

管理画面ではタスクや重要な事項を簡単な操作で議事録に転記できる

COTOHA Meeting Assistは専用機器などは不要で、インターネットに接続したPCやスマートフォンであれば利用できる。NTTコミュニケーションズ AI推進室室長の三竹保宏氏によると、外付けのマイクを利用することで音声認識の精度がより高まるという。

NTTコミュニケーションズ AI推進室室長の三竹保宏氏

音声データやテキストデータは、専有のクラウドサーバーに保管されるため、重要な情報もセキュアに保管されるとしている。

初期費用は無料。月額利用料は、1契約あたり3万5000円(税別、以下同:1CPU・8GBメモ・100GBストレージを含む)。1CPU・8GBメモリをセットで追加するごとに月額1万円、10GBのディスク容量を追加するごとに月額1000円がそれぞれオプションとしてかかる。また、一部のAPI(音声認識および翻訳)については別途契約が必要となる。

NTTコムは、あらゆるサービスやユーザーシーンにAIを組み込み、データの収集/利活用を促進する“AI Everywhere”を推進している。COTOHA Meeting Assistも議事メモの作成に必要な情報を自動で作成することで、日本企業に多い会議における業務効率化に貢献するという。

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