IIJのクラウド型ネットワークが機能強化、「デジタル・ワークプレイスの4つの課題を解決」

SDN/NFVを活用したIIJのクラウド型ネットワーク「IIJ Omnibusサービス」が機能拡充を行った。Office 365などクラウドの本格利用に伴って直面する4つの課題に対応するという。

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2018年10月24日、SDN/NFVを活用したネットワークサービス「IIJ Omnibusサービス」の機能拡充を発表した。

IIJ Omnibusサービスは、企業ネットワークに必要な機能を仮想化し、オンデマンドで提供するクラウド型ネットワークサービスだ。具体的には、WAN/SD-WAN、インターネット接続、ファイアウォールなどの機能を用意している。

IIJ Omnibusサービスの概要
IIJ Omnibusサービスの概要

「極端なことを言うと、拠点には無線LANアクセスポイントと端末しかない。それ以外はどんどんサービスになっていくというのが、これからの時代のネットワークシステムの構成」と、IIJ サービスプロダクト事業部 営業推進部長の三木庸彰氏はIIJ Omnibusサービスが目指す世界を説明した。

IIJ Omnibusサービスの導入拠点数は、2017年3月から2018年3月までの1年間で約2倍に増えたという。

IIJ サービスプロダクト事業部 営業推進部長 三木庸彰氏
IIJ サービスプロダクト事業部 営業推進部長 三木庸彰氏

デジタル・ワークプレイス実現の4つの課題とは?さて、今回の機能拡充の方向性として掲げられたのは、「デジタル・ワークプレイスの実現」である。三木氏の説明によれば、デジタル・ワークプレイスとは、「個人で活用しているテクノロジーを含むデジタルテクノロジーを活用し、従業員の俊敏性やモチベーションを高める企業戦略」のこと。

IIJ サービスプロダクト事業部 営業推進部長 三木庸彰氏
デジタル・ワークプレイスの概要

多くの企業が今、Office 365やモバイルデバイスなどを活用して、デジタル・ワークプレイスに取り組んでいるが、「SaaS事業者が教えてくれない課題がある」と三木氏は指摘する。それは、ネットワークやセキュリティに関する課題だ。

クラウドサービスの本格利用を進め、デジタル・ワークプレイスを実現するに際しては、次の4つの課題に直面するという。

①拠点間ネットワークの混雑、②インターネットゲートウェイの負荷、③モバイル通信時のストレス、④ID/パスワード管理の負担・リスクの4点である。

IIJ Omnibusサービスは今回、これら4つの課題を解決する新機能を拡充した。

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