A10、暗号化トラフィックを可視化する専用アプライアンス「Thunder SSLi」を提供開始

A10ネットワークスは2016年4月7日、同社にとって新たな製品ラインとなる「Thunder SSL Insight」(Thunder SSLi)の日本市場での提供を開始した。Thunder SSLiは、暗号化されたトラフィックを可視化するための専用セキュリティアプライアンスだ。

ある調査によれば、インタネット通信の65%以上は2016年末までに暗号化されるという。一方、暗号化されたトラフィックを検査対象にするとセキュリティ機器のパフォーマンスが大幅に低下するため、多くの企業・組織は暗号化トラフィックを検査の対象外にしている。

そこでA10ネットワークスが投入したのがThunder SSLiだ。ファイアウォールやIPSなど他のセキュリティ機器と組み合わせることで、SSL/TLSの復号化処理をオフロードできる。このため、パフォーマンスを低下させることなく、暗号化トラフィックの検査が行えるという。Thunder SSLiは、最大48GbpsのSSLスループットを実現できる。

また、Thunder SSLiは、プロキシ機能も搭載。さらにファイアウォールロードバランス機能もサポートしている。価格はオープンだ。

Thunder SSL Insightのイメージ図
Thunder SSL Insightのイメージ図

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