NTTドコモは2012年1月24日、スマートフォンやタブレットの初心者向けに、遠隔で操作や設定をサポートする「スマートフォンあんしん遠隔サポート」を2月下旬~3月より提供開始すると発表した。
専用のコールセンターのオペレータが、ユーザーが使っているスマートフォンやタブレットの画面を遠隔で確認しながら操作のサポートを行う。スマートフォンでは操作方法や設定が従来のフィーチャーフォンとは異なるため、ショップやキャリアのコールセンターに問い合わせが急増している。同サービスにより、ユーザーはドコモショップに足を運ばなくても、窓口と同レベルのサポートを受けることができるようになる。
ドコモでは対応機種として、NECカシオ製の「MEDIAS ES N-05D」を発売する。薄さ6.7mmで4.3インチHD液晶や約810万画素カメラを搭載し、おサイフケータイやワンセグ、IPX5/8の防水、IP5Xの防じんといった機能も備える。今年の春夏モデルのスマートフォンから順次対応するほか、すでに発売されている機種についても対応を検討している。
右下の専用アプリを起動するとサービスが開始する |
利用手順は、まず専用フリーダイヤルに電話をし、画面上の遠隔サポートアプリを起動する。利用上の注意事項に同意した後、オペレータから口頭で伝えられた接続番号を入力すると、遠隔サポートが開始する。途中でオペレータがユーザーの個人情報に接する可能性があるため、利用開始時にその旨を案内するとともに、一時的にオペレータ側の画面を黒くして、入力画面を見えなくすることもできる。
個人情報を保護するため、オペレータ側の画面を一時的に黒く表示することもできる |
利用料金は月額420円。ただし、「ケータイ補償お届けサービス」とセットで契約すると月額126円に割引される。また、5月31日までは無料で利用できるキャンペーンを実施する。ドコモによると、2014年3月末までに500万契約を目指すとしている。