Wi-SUN Enhanced HANを活用した「次世代スマートメーター特定計量向け開発ソリューション」

アイ・エス・ビーは2024年4月23日、国立大学法人 京都大学 大学院情報学研究科 原田博司研究室と共同開発した「Wi-SUN Enhanced HAN(Home Area Network)」 に準拠した通信プロトコルスタックを活用し、「次世代スマートメーター特定計量向け Wi-SUN HAN開発ソリューション」を提供開始すると発表した。

特定計量 Wi-SUN 活用イメージ

特定計量 Wi-SUN 活用イメージ

近年、家庭等の太陽光発電や電気自動車(EV)などの分散型リソースの普及に伴い、リソースごとの取引やネガワット取引など、新たな取引ニーズが増えている。これらの分散型リソース導入拡大を図るため特定計量制度が2022年4月1日に施行された。

一方、次世代スマートメーターの標準機能の1つに、電力スマートメーターを介して特定計量制度で認定された特例計量器の計量データを収集する機能がある。この機能は、今後普及が予想されるEV充電システムでの電力データの収集等に活用できる通信インフラだ。その通信プロトコルスタックにWi-SUN Enhanced HANが採用されている。

特定計量のインターフェース標準仕様におけるレイヤー構成

特定計量のインターフェース標準仕様におけるレイヤー構成

次世代スマートメーター特定計量向けWi-SUN HAN開発ソリューションは、①ポーティング、②カスタマイズ、③モジュール提供、④プロトコルキャッチャー提供、⑤オプションからなる。

オプションには、コンサルティングや次世代スマートメーター特定計量のIoTルートアプリケーションインターフェース開発が含まれる。

2025年度以降、次世代スマートメーター導入に向けて、特定計量制度で認定される特例計量器の開発は拡大していくことが予想される。アイ・エス・ビーは、Wi-SUN Enhanced HANの技術をベースに次世代スマートメーターを展開する顧客の製品開発を支援するとしている。

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