ソニー子会社が法人向けIoTクラウドサービス、ファシリティマネジメントに寄与

ソニーグループの子会社ソニーサーモテクノロジーは、2024年4月8日、法人向け温度ソリューション・IoTクラウドサービス「REON BIZ(レオンビズ)」を提供開始すると発表した。

同サービスは、ウェアラブルセンシングデバイス「REON POCKET TAG(レオンポケットタグ、以下TAG)」を用いて、建築現場などの屋外作業環境、オフィスや倉庫などの屋内ファシリティの温湿度、照度等を可視化する。TAGは小型・軽量なため設置場所の制約が少なく、手軽に多数設置し細かく可視化することが可能。多様なセンシングにより、特定の場所や人々の周辺の環境を常に把握することができるため、オフィスや建築現場などの環境を改良するための施策検討に活用できるという。

サービスイメージ

TAGで取得したデータはクラウドに自動で保管されるので、いつでもリアルタイムの監視やデータの振り返りが可能だ。また、データはクラウド間でAPI連携が可能なため、他のシステムと組み合わせた活用もできる。

変わりゆく環境に対して常にセンシングを行い、データを蓄積することで、これまで可視化されなかった変化への気付きや、長期間の経過を踏まえた対策検討や効果検証にもつながるという。

さらに、TAGで取得した屋内空間の温度環境データと、個人に合わせた温度調節が可能なREON POCKETが連携することで、空調温度の最適化など、仕事を行う環境の改良に寄与することも可能。センシングによる温度環境の可視化と、ソニーサーモテクノロジーの培ってきた温度のパーソナライズ化技術を掛け合わせることで、より効果的なファシリティマネジメントを実現するとしている。

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