FCNTとTRIPLE-1は2022年4月18日、Sub-6帯を利用し、スタンドアローン(SA)方式を採用したTRIPLE-1のローカル5Gネットワークと、FCNTのローカル5G対応デバイスとの間で相互接続性試験を完了したと発表した。
試験で用いたローカル5G対応デバイスは、スマートフォン型の「FCNT SD01」とエッジAIカメラ「FCNT AW02」の2種類。
FCNTが開発したローカル5Gデバイス「FCNT SD01」(左)と「FCNT AW02」
FCNT SD01は、30社以上のローカル5G事業に取り組む企業へ提供し、総務省の令和2年度「地域課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」および令和3年度「課題解決型ローカル5G等の実現に向けた開発実証」をはじめ様々な実証において活用されている。
FCNT AW02は、最大4Kの映像配信が可能なエッジAIカメラで、ローカル5Gのほか公衆(キャリア)5GやLTE、Wi-Fiなどの無線通信にも対応する。デバイス内で様々なエッジAI処理を実行でき、防水防塵対応により屋外利用も可能という。
TRIPLE-1のローカル5Gシステムは、68dBm/100MHz(EIRP) と高い出力値を備えており、工業団地や大型物流倉庫等の広い対象エリアも、少ない基地局数で5Gエリア化を実現できるのが特徴だ。こちらも防水・防塵規格IP65に準拠しており、屋外で使用できる。