楽天グループで通信事業者向けソリューション事業を行う楽天シンフォニーは2022年3月1日、米シスコとオープンRANおよび通信クラウド市場の拡大に向けて戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
両社は、ベストプラクティスを応用し、自動化されたアジャイルで高性能なインフラストラクチャに基づき、競争の激しいモバイル環境向けに最適化したソフトウェア デファインド ソリューションを開発する。
このソリューションには、モバイル、ルーティング、スイッチング、自動化を含めたシスコの最先端ポートフォリオと楽天シンフォニーのオープンRAN、オーケストレーション、さらに楽天シンフォニーの「Symworld」の全アプリケーション群がコンポーネントとして含まれる。
シスコと楽天シンフォニーは協力してサービスプロバイダー向けソリューションの検証と認証を行い、設計から導入、運用に至るまで、すべてのライフサイクルを通じてパフォーマンスを発揮するシステムを提供する。
楽天シンフォニーCEOのタレック・アミン氏は、「オープンアーキテクチャ、クラウド、仮想化、自動化の原則は、通信事業者が近い将来に展開する新しいネットワークの重要な要素。楽天シンフォニーのオープンインターフェース、仮想化、クラウド、自動化をシスコの確立されたネットワークの実績と製品とともに使用することで、通信事業者はネットワークの構築と運用を大幅に改善する機会を得ることができる」と述べている。