NECネッツエスアイがイノベーション創発に向けたハイブリッドワークの実証を開始

コロナ禍でテレワークが長期化するなか、人材育成やイノベーション創発などの課題が生まれている。NECネッツエスアイは、デジタルとリアルを融合し、ハイブリッドワークによるイノベーション創発の実証を開始する。

NECネッツエスアイは2021年7月20日、ニューノーマル時代の働き方に関する記者会見を開催した。

「働き方をRe:デザインする」。冒頭、取締役執行役員常務の野田修氏は、同社が目指す新たな働き方をこう表現した。

(左から)NECネッツエスアイ 取締役執行役員常務の野田修氏、執行役員の菊池惣氏、ビジネスデザイン統括本部 ビジネスデザイン戦略本部長の吉田和友氏

NECネッツエスアイでは、「働き方改革」が叫ばれる以前の2007年から新たな働き方を自社で実践しており、2019年からは分散型ワークを導入している。

分散型ワークとは、本社オフィス(東京・飯田橋)の60%を浦和や立川など首都圏7カ所に分散化するとともに、クラウドシステム基盤やデジタル化による業務プロセス改革により、どこで働いても業務スピードを落とさない働き方を目指す取り組みだ。

2019年から分散型ワークを導入している

折しも新型コロナウイルスの感染拡大を受けてテレワークが本格化したが、業務効率化などの成果をもたらす一方、チーム力の低下や人材育成の機会損失といった新たな経営課題が浮上した。

だからといって「オフィスに100%戻ぜばいいというものではなく、問題の先送りにしかならない」(執行役員 菊池惣氏)ため、人と人が出会うことで生まれる議論や共感といったリアルの良さと、組織や会社、国境を越えて人がつながるバーチャルの良さを組み合わせたハイブリッドワークにより、イノベーションを創発する働き方の実証を新たに始めることにしたという。

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