楽天モバイルと東京工業大学が5Gで協業、スマートタウン実現へ実証実験

楽天モバイル東京工業大学は2021年4月16日、5Gネットワークに関して相互に協力する合意書を3月19日に締結したことを発表した。両者は、5Gネットワークを活用する様々な実証実験に向けた取り組みを進めるとともに、東京工業大学が設立した「超スマート社会推進コンソーシアム」と連携し、超スマート社会(Society 5.0)の実現に向けたイノベーションの創出を目指すとしている。


大岡山キャンパスにおける5Gエリアの展開イメージ

今後、楽天モバイルは、東京工業大学の大岡山キャンパスとその界隈に、エンドツーエンドの完全仮想化5Gネットワーク環境を構築する。両者は2021年3月19日から2025年3月18日までの4年間にわたり、近隣地域の発展や地域課題解決のため、5G NR(Sub6・ミリ波)を活かした実証実験を進め、「スーパースマートタウン」のモデルケースを構築する。

スーパースマートタウンとは東京工業大学が掲げるコンセプトで、5Gの高速大容量・低遅延伝送のポテンシャルを活用した、スマートナビゲーション・スマートショッピング・スマートモビリティなどの新たなサービスの創出により、よりよい暮らしを実現し、地域の活性化を図る取り組みのこと。同大学は、超スマート社会の実現を推進する「超スマート社会推進コンソーシアム」を2018年に設立しており、楽天モバイルも2020年11月よりこれに参加している。

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