アドバンテック、Allxon、マクニカの3社は2020年9月24日、エッジAIリモート管理ソリューションを日本市場向けに販売すると発表した。
このソリューションは、AI/IoTプラットフォームの大規模な展開を容易にするオープンデバイス管理プラットフォームを提供することができる。
AI/IoTは、現場で多数のデバイスを使用して展開されるため、それらデバイスのシステム管理とメンテナンスに課題が生じるという。 例えばAIトラフィックモニタリングでは、24時間稼働の数千の推論システムが多数展開されるが、これらのシステムの更新とリセットは展開の規模が大きいほど困難となる。 さらに、ほとんどのリモート管理システムは、NVIDIA Jetsonの代わりにWindows/IntelプラットフォームWintelに対応しているため、現場のWindows/Intelではないデバイスの管理が困難だ。
こうした課題を、3社がソリューションを提供することで解決する。
Allxonデバイス管理ソリューション(DMS)は、幅広い集中型クラウドデバイス管理ソリューションを提供。これにより、大規模に展開されたWindows/Intel以外も含むマルチプラットフォームのリモート管理を実現する。
アドバンテックの産業用PCであるエッジAIシステムシリーズの”MIC-AI/ IVA”は、産業用の堅牢なデザインと多様なI/Oを特長としている。 その堅牢性や、非常に効率的なコンピューティング機能と低消費電力は、過酷な産業環境でもエッジAIアプリケーションのコンピュータリソースとして最適だとしている。
マクニカは、AI/IoTのソリューション・プロバイダーとして、これまでの豊富なAIの知見をもとに、ユーザーに最適なAIソリューションの提案やシステムインテグレーターとしてのサポートを提供する。
Allxon DMSを使用すると、管理者はアドバンテックのMIC-AIをリモートで管理することができる。 システムインテグレーターは、Allxonのサービスを使用し、全てのMIC-AIシリーズエッジプラットフォームをリアルタイムで監視およびトラブルシューティングできる。 MIC-AIを使用した新しいシステムの導入や更新は、規模や環境を問わず簡単かつ効率的に可能だという。