JTBとNECソリューションイノベータは2020年7月28日、東京都心および郊外のホテルの遊休スペースを活用したシェアオフィス事業を8月31日から開始すると発表した。契約費は不要で、使った分だけ支払う従量課金制で提供する。

新型コロナウイルス感染症対策としてテレワークシフトを進める企業に対して、安定したインターネット環境と収集して作業できる環境を提供。同時に、稼働していないホテルの客室や会議室、宴会場などの遊休スペースをシェアオフィスとして活用することで、ホテルに新たな収益モデルをもたらすのが狙いだ。

まずは、東京都とその周辺都市でサービスを開始し、2021年3月頃までに名古屋、大阪へ提供エリアを広げる計画。利用企業のニーズに応じて順次拡大し、2022年3月までに全国展開を目指す。2020年度に30社、2021年度には50社の利用を目標とする。

既存の施設を利用するため、ネットワークに接続できるPCがあれば追加の設備投資は不要。利用シーンに応じて、復数利用者が共有するコワーキングスペースから個室まで形態を選択できる。

料金は、コワーキングスペースが15分単位200円から。ホテル客室は利用する施設、日時により異なるが、デイユースの最低利用時間3時間、3000円から使える。