NTT西日本とひびき精機は2020年4月23日、スマートファクトリー実現に向けた、ローカル5Gの活用に関する共同実験協定を締結すると発表した。この実験協定は、同日に締結した山口県とNTT西日本との「ローカル5Gを活用した社会課題解決に関する連携協定」に基づく取り組みとなる。
共同実験の内容は以下の通り。
(1)概要
工場間、工場内においてローカル5Gを活用した共同実験を実施する。(両社で随時検討のうえ実施)
■工場間
・電波特性(遮蔽物透過/反射/回析/干渉特性影響等)の検証
・高精細カメラを活用した遠隔監視による業務効率化の検証
・CADデータ等の大容量データ通信による高速化の検証 等
■工場内
・電波特性(遮蔽物透過/反射/回析/干渉特性影響等)の検証
・工場内機器の無線接続によるデータ取得検証
・工場内機器のネットワーク接続を有線から無線へ変更することによる、配線の乱雑さの解消やレイアウト変更時の時短化に関する検証 等
(2)期間(予定)
2020年7月~2021年3月
(3)場所
株式会社ひびき精機(〒750-0313 山口県下関市菊川町田部186-2)
(4)役割
ひびき精機:ローカル5Gの実証実験に関わるフィールドの提供、活用事例の検討、サービス品質評価(実業務への適用可能可否等)
NTT西日本:ローカル5Gの実証実験に関わる環境整備や支援、活用事例の検討、実証結果の分析と活用促進
共同実験の概要