日立システムズは2020年3月31日、ローカル5Gの検証を行うため、実験局を4月に開設すると発表した。Wi-Fi 6やプライベートLTE規格であるsXGPについても検証を随時実施する。
ローカル5Gなどの次世代無線通信に関する知見やノウハウを蓄積し、新たなデジタルサービスの開発を推進するのが目的だ。具体的には、製造現場における稼働データの一括収集や産業機械の制御、カメラ映像のリアルタイム収集・配信といったデジタルサービスを念頭に実証を行うという。日立システムズがすでに提供するドローンの操縦・撮影代行サービスなどとの融合にも取り組む。
また、日立システムズネットワークスや日立システムズフィールドサービスなどの日立システムズグループ各社と連携し、ローカル5Gなど次世代無線通信の設置工事や保守・運用サービスをワンストップ提供できる体制も整備するという。