国内初のローカル5G商用運用 富士通が新川崎で開始

ローカル5Gシステムのアンテナと基地局
ローカル5Gシステムの
アンテナと基地局

富士通は2020年3月27日、国内初となる商用のローカル5G無線局免許を取得したと発表した。

これに伴い、同社の新川崎テクノロジースクエアでローカル5Gの商用システムの運用を開始している。富士通は、2月18日に国内初となるローカル5Gの無線局予備免許を取得していた。

運用開始したローカル5Gシステムは、データ伝送に5G、接続制御にLTEを用いるNSA(ノンスタンドアローン)構成を採用。新川崎テクノロジースクエアの約2万8000平方メートルの敷地内をカバーする。

まずは多地点カメラで収集した高精細映像のデータ伝送にローカル5Gを活用。AI解析により不審行動などを早期に検知するセキュリティシステムを実現し、建物内の防犯対策を強化するという。

また、ローカル5Gの実証ラボ「FUJITSU コラボレーションラボ」において、顧客やパートナー企業とローカル5Gの様々なユースケースを創出していくほか、顧客の導入支援も行うとのこと。

富士通は今後、ネットワーク機器の製造拠点である小山工場にもローカル5Gを導入する計画だ。

今回運用を開始したローカル5Gシステムの概要
今回運用を開始したローカル5Gシステムの概要

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